イギリス紅茶の旅②

アンティークの探し方

紅茶を学ぶとアンティークに繋がります。

 

当時貴重だったお茶は王侯貴族しか口にすることが

できませんでした。

 

故に、富のある者によって美しい茶道具も

あつらわれます。

 

シルバーポットなど、いくつかは持っていますが

せっかくイギリスに行くのだから

その記念に、またアンティークがどのように

売られているのかを実際に目にしたくて

お店をまわりたいと思いました。

 

これが事前準備に大変苦労しました。

マニアックでコアな情報でしたので、

知っている人がいないんです。

 

ガイドブックにいくつか掲載はあるものの

それがよいのかわからない。

 

日本の旅行社に聞いてみても

私が頼んだのは一般的な旅行社だったので

専門的なものはわからないとのこと。

 

それでも担当の方が個人的に調べてくださり感謝しています。

 

紅茶の旅①プロローグでご紹介しましたShoko_Londonさんの情報がとても助かりました。

また同行してくれた恭子さんにも案内してもらい

スムーズに巡ることができました。

 

ロンドンから遠出をしないといけないかなと思っていましたが

そんなことはなく、

市内にある

ポートペローマーケットが私のオススメです。

 

注意しないといけないのは

金曜日と土曜日(祝日除く)のみ開催していること。

(一部店舗は毎日開催しています。)

映画「ノッティングヒルの恋人」でも

このポートペローマーケットが出てきますが、

 

「本物も偽物も売っている」と紹介しています。

 

本当にいろいろあって、心躍るマーケットです。

そこで、私は以前から欲しかった

ティーキャディーを探しました。

 

お茶を入れる木箱のことですが、

当時は本当にお茶は高価なものでしたので

使用人には任せられず、奥様が木箱に鍵をかけ

首にかけていたという話もあります。

 

恭子さんが調べて連れて行ってくれたのは

 

MICHAEL BARHAM

 

ショップカードをもらってきたのでリンクしました。

アンティーク好きの方でしたら

こちらのサイトを見ているだけでも幸せな気分になるはず♪

 

店内は木箱類の外に家具やシルバー製品も

たくさんありました。

こちらのお店はきちんとしたものを販売していると

恭子さんのお墨付き♪

 

私はこちらでこのティーキャディーを買いました。

ちゃんと鍵もついています!

1830年製です。

 

ずっと欲しかったので嬉しかったです。

 

他にポートペローでは別のお店でこちらも購入。

ここは、多少怪しい感じでしたが(笑)

その割には負けてくれず、そこそこお値段がいたしました。

 

メッキではなく銀製品です。

 

マスタードを入れるもので4個セットなのですが、

4個めにはスプーンがついていなかったのです。

 

「似たものを合わせればよい」と

言われましたが、それはね~。

 

「これは?、これは??」

と次々に出してくれましたが、

どう見ても全然違う・・・。

 

でもなんだか魅かれたので3個だけ購入したんですよ。

 

アンティークは出会いですからね^^

 

また珍しいティーキャディーボックスを恭子さんの

知り合いのお店で見せてもらい、写真を撮ってきました。

 

「日本の皆さんに紹介したいです。」と言ったら

OKしてくれました。

 

ものすご~い大きいんですよ。

まさに茶箱というサイズです。

写真から伝わりますでしょうか?

大柄なイギリス人の男性が持ってこのサイズでした。

 

また、別の日に恭子さんのアテンドなしで

同じくロンドン市内のシルバーボルトに行きました。

ホルボルーン駅から徒歩5分。

 

ほぼシルバー専門のアーケードです。

業者さんがよく訪れる場所だそうです。

 

ここは本当に本格的なシルバー製品があります。

 

美しくキラキラ輝くものがこんなにあるのだ!と

思うほど。

 

宮殿のシルバー製品を集めたようでした。

 

本当に貴族がたくさんの銀製品を持っていたと

推測されます。

 

ビルの地下がアーケードで20くらいでしょうか

お店が入っているのですが

入館は荷物チェックされます。

 

素晴らしすぎてこちらでは目の保養に留めました。

 

私がいわゆる芸術品のアンティークを買い物リストに入れなかったのは

お値段もそうですが、後に記述する

ウーバンアビーの館を訪れて感じたことが大きかったのです。

 

そしてグレイスアンティークマーケットもまわりました。

同様ロンドン市内、ボンドストリート駅近くにあります。

また、近くにヒギンスの紅茶のお店があります。

 

ここはそうお店の数はなかったのですが、

ブースNO.125 AMS ANTIQUES

で、こちらを購入しました。

 

周りはシルバー、アメジスト色のガラスで作った

小菓子を入れるものですが、

 

「何を入れるかはあなたの自由」ということで

 

スコーンのジャムとクロテッドクリームに使おうと思います。

 

比較的新しく1912年もの。

でも100年経っているのでアンティークです。

 

きちんとしたお店は保証書のようなものを

書いてくれます。

 

他に店内には魅力的な品々が。

 

お写真撮ってよかったのでたくさん撮りました。

こうしたお店は現金を持って行った方がまけてくれます。

 

値段交渉をして「もう!殺す気?!」なんて

言われて頑張ったのに

「カードで」と言ったら

手数料がかかるからと値段が上がりました

 

残念でした(笑)

 

お店にSimoneがいたら、よろしくお伝えください。

明るい女性です。

 

アンティークマーケットは宝探しのようで、

とても楽しい時間でした。

 

アンティーク好きの方、

イギリスに行ったら是非これらのアンティークマーケットを巡ってみてください。

 

おすすめです。

 

イギリスでティーレッスンと老舗紅茶店巡り

イギリスではキャロライン ホープ先生の

ティーレッスンを受けてきました。

ノッティングヒルに近い閑静な住宅街にサロンはあります。

 

「とても静かなところなのに、先週はブラジルのカーニバルがあって

通りは賑わい、大変だったわ。」

そうおっしゃっていました。

 

レッスンはAll English.

 

昔は仕事がら日常会話がまあまあできたけれど

今は英語なんて全く使わない生活。

 

そのレベルはとても低くなっているので^_^;

 

恭子さんが適宜通訳してくれました。

 

「イギリス人は紅茶を良く飲むと言われるけれど

最近はコーヒー文化も普及し飲物が多様化していると聞きます。

現在のイギリスの紅茶事情を知りたいです。」と質問しました。

 

キャロライン先生は、

「それはとてもよい質問!」と言ってくれて

イギリス人にとっての紅茶の意味と

現在の紅茶事情を教えてくれました。

それについては、また私のレッスンで皆様に

お伝えしていきたいと思います。

貴重な機会に一言も聞き洩らしたくなかったのと、

曖昧に解釈したくなかったので、

 

恭子さんに何度も細かく通訳してもらいました。

左からchi-☆さん、私、キャロライン先生、恭子さん♡

先生お手製の卵を使わないスコーンはサクサクで

とても美味しかったです。

 

また、イギリスブランドのオススメ紅茶も教えていただきました。

 

「フォートナム&メイソンでは缶に入っているものではなくて

カウンターで購入したほうが美味しい紅茶に巡り会える」と

情報をいただき、

 

その通り、カウンターで購入。

カメラ設定が変わってしまっていたため、ブレた写真で失礼します。

 

「フォートナム&メイソン」は

私のレッスン「紅茶と歴史」でお話しています

アン女王と密接な繋がりがあります。

 

アン女王の元に仕えていたフォートナムが

宮殿で使用していたキャンドルを販売し、

メイソン氏とともにフォートナム&メイソンを立ち上げました。

 

一見裏玄関に見えるこちらの出入り口。

ここにキャンドルを持ったフォートナムの像があります。

 

訪れたら是非探してみてください。

 

感動しますよ。

 

店内には原点のなるキャンドルや

女王が使うものと同じレベルのものを集めた歴史そのままに

素敵なものづくし。

私はここで、クッキーと先にご紹介したカウンターで

「クイーンアン」という紅茶を購入しました。

 

缶入りのものは日本でも購入できます。

イギリスを思い浮かべながら紅茶を是非召し上がってください。

 

またフォートナム&メイソンのショーウインドーは

テーマにより変わり、こちらも通りがかる人の楽しみになっています。

今回はアリスでした。

 

かわいいティーポットです。

 

そして、もう一つの老舗紅茶店は

日本でもおなじみのトワイニングス

店の間口に税金がかけられた頃に建てたので

入り口は狭いのです。

 

が、奥に広く

中には歴代のトワイニング家の肖像画や

茶道具が飾られていて

小さな博物館のようです。

ティーキャディーボックスも飾ってありました。

こちらも是非巡ってみてください。

 

私はやはりカウンターで、ラベンダーアールグレイを購入しました。

香りが強く、日本では見ない紅茶です。

 

フォートナム&メイソンはピカデリーサーカスに、

トワイニングはテンプル駅から徒歩5分くらいです。

 

紅茶の世界は奥深いと学んだ紅茶の旅でした。