イギリス紅茶の旅

イギリス旅行記をまとめて掲載しています。

 

私自身渡英する際にはいろいろな方のブログ記事がとても参考になりました。

その恩返しの意味も込め、旅行記を書いていきたいと思います。

 

これからイギリス旅行をされる方の参考になれば幸いです。

■紅茶の旅のプロローグ

紅茶について学び、その魅力を感じ

それを伝える資格「ティーインストラクター」を取得しました。

その後、多くの方に紅茶の魅力を伝えようとレッスンをしてきましたが、

中でも「紅茶の歴史」は私自身、最も好きな分野であり

本や伝え聞いたことではなく

自分自身の目で見て、感じたことを伝えたいと強く思うようになりました。

 

イギリスは仕事やプライベートで何度も訪れたことがありましたが、

紅茶を切り口として訪れたことはなく

紅茶にまつわる史実の旅を計画することにしました。

ひとり旅の勇気はなかったので、

主人に同行してもらいました。

地図が読めない、方向音痴の私にはとても助かりました。

 

いつも旅行は飛行機とホテルのパックのみを

申し込む我が家。

その通りにして申し込んでから気づいたのですが、

こうした特殊な旅は

「ここと、ここと、あそこに行きたい!」と

伝えてコーディネーターに組んでもらった方がよいかと後悔しました。

その部分だけ旅行会社にオーダーしようとしても

航空券、またはホテルとのパックでしか受け付けてくれず

慌てることになります。

2~3社に断られました。

困り果てた末、トラべロコという現地在住の日本人の方に

アテンドしてもらえるサイトを友人から教えてもらいました。

ロコのお一人、Shoko_Londonさんと日程が合わず

アテンドはかないませんでしたが、

数々の情報をいただき心強かったです。

旅の詳細が諸々全て決まったのはなんと出発前日でした。

羽田発の飛行機で。

 

千葉在住ですが、やはり羽田は便利です。出発前のワクワクしているところ♪ 

 

約13時間のフライトを経て、ロンドンヒースローへ。

 

■宿泊先

イギリスの交通事情はロンドンを中心に列車が運行していて

横の路線がないとのこと。

ロンドンを起点に日帰りで巡ることにしましたので

パディントンにあるヒルトンホテルに泊まりました。

 

パディントン駅は国鉄、地下鉄どちらも通っていて

ヒルトンホテルは駅から徒歩1分。

というか、駅を出たらすぐにホテルです。

非常に便利がよいです。

ロンドン市内だけではなく、あちらこちらに行く旅は

こうした立地重視の宿泊先が便利だと思います。

ただ、Wi-Fiはロビーだけでした。

主人が国際ローミングをし

テザリングで私に飛ばしてくれました。

主人からはぐれたらWi-Fiが使えないので

迷子にならないように必死でした^^

お部屋は広く、心地よかったです。

 

素敵なお部屋でしたが、滞在時間は寝る時だけ。

そして時差により、日本では絶対にできない超早起きに!

朝食は典型的なイングリッシュブレックファースト。

ソーセージ、ベーコン、ハム、卵料理、豆料理、サラダ、パン、

シリアル、ヨーグルト、フルーツなどなどと盛りだくさん。

イギリス特有のブラックプディングもありました。

写真の黒いソーセジがそれです。

ブラックプディングとは血液を材料として加えたソーセージのこと。

トライしましたが、日本人の私にはなかなか合いません(;O;)

そしてミルクをたっぷりと入れて紅茶を。

ティーバッグでしたが、とてもおいしく毎朝いただいていました。

後ほど詳細を記事にしますが、

イギリスの紅茶はほぼ90%がティーバッグとして

利用されているのが現状です。

 

■イギリスを巡るための鉄道事情

 

まず国鉄。

 

陶磁器の街、ストークオントレント、

 

アフタヌーンティー発祥の地ウーバンアビー、

 

BATH(お風呂)の語源となった街バースに行きましたが

 

どれもロンドンから国鉄に乗る必要がありました。

 

日本からブリットレールパスという乗り放題チケットを買えると

生徒さんから聞いていたのですが、

手元に届くのに1週間はかかるようです。

 

間際に申し込もうと思ったため、

こちらは断念せざるを得ませんでした。

 

ということで、現地の駅で購入することになりました。

 

イギリスの列車乗車料金はとても高く

 

早割りというのでしょうか、事前に買った方が安くなります。

当日買いは高くなると聞いたので

着いた日に最寄りの駅パディントンでチケットを購入しました。

 

写真のオレンジ色のものがそれです。

 

ストークオントレントはユーストンという

日本でいえば東京駅のようなところから

1時間半程列車に乗ります。

 

ということでファーストクラスに乗ってみました。

お食事がつくと聞いていたのですが、

行きに出てきたのは

パネトーネとティー、コーヒー。

コールドドリンク、フルーツもありました。

帰りは飲物だけでした。

 

席は確かに少しばかり広かったのですが、

たいして変わりがないのに料金が倍になるので、

 

ウーバンアビーとバースは2等にしました。

乗車時間も1時間くらいだったので、座れましたし問題なかったです。

 

列車の時間と値段ですが、

オンピークとオフピークに分かれて値段が違います。

 

だいたい9時半以降になるとオフピークで

値段が下がり座席指定してもオープンチケットで

どの列車にも乗れます。

 

その場合、座席指定のみ解除される形です。

 

一方、ロンドン市内を走る地下鉄ですが

本数がたくさんあり市内移動には大変便利です。

 

日本のSUICAのようなOYSTERカードがあり、

1日最大6ポンドペン50ペンスで地下鉄乗り放題になります。

 

私は旅行会社が準備してくれましたが、

5ポンドのデポジットで作れるそうです。

 

あとはチャージですが、日本語案内もあるので

安心です。

 

次はバスです。

 

こちらは市内バスと違いバースでの観光バスですが、

赤く2階建てのバスはロンドン市内でも一緒です。

 

中はこんな感じ。

ロンドン市内は道が混んでいるので、

地下鉄の方が早く着きます。

 

ただ景色が良いので、多分地下鉄で行けば15分のところを

1時間ちょっとかけてバスに乗って巡ってみました。

 

そのぐらい中心部は時間がかかります。

 

観光には楽でよいかと思います。

 

車窓から。

 

ビッグベン。

テムズ川。

ヴィクトリアタワー

ハロッズ。

バス以外はグーグルで検索すれば、イギリス国内の

移動の仕方がわかります。

こんな感じの表示です。

 

テロの心配さえなければ、イギリスは治安がよく

自分たちで周ることができると思います。

 

 

私たちも危ないと感じたことは、旅行中一度もありませんでした。

 

 

■陶磁器の街 ストーク・オン・トレント

車窓からは、馬や羊の群れが見えました。

が、あっという間に通り過ぎる感じです。

駅に到着!

ジョサイア・ウエッジウッドが出迎えてくれました。

手にはポートランドの壺が。

 

そこからポッタリーズミュージアム&アートギャラリーに向かうハズが、

違う情報を見てしまい、

何故かポッタリーズショッピングセンターに行ってしまいます。

バスに乗ったのがいけなかった。

もうびっくりでした。

 

素直に駅からタクシーに乗るのがおすすめです。

本当はここに行きたかったんです。

(ユートラベルからお写真お借りしました)

ロスタイム1時間。

 

結局ミュージアムは諦めて、ウエッジウッドのファクトリーにタクシーで。

広い草原に建っているファクトリー。

タクシーは時間を決めて迎えに来てもらうのがよいと思います。

 

ミュージアムと工場、ショップがあります。

 

ミュージアムはお写真OKでしたが工場見学は

NGでした。

ジャスパーの色見本も。

 

ウエッジウッド広報の方が、新しいデザインを考える時に

古いデザインにヒントがあると言っていたのを思い出しました。

 

たくさんの作品がありました。

 

工場見学にはガイドがついてくれるのですが、

英語のみです。

 

同行した方々は専門知識がある方が多いようでした。

 

質問もたくさんしていて、職人さんから道具を借りて

しげしげと眺めていらっしゃいました。

 

日本語は館内に貼ってある

「お手を触れないでください」のみでした(^^;

 

ティールームではやはりミルクをたっぷり入れて

紅茶を飲みました。

もちろん、ウエッジウッドの食器が使われています。

 

ショップでは素敵なものがたくさん販売されていました。

インスタで紹介しましたが、私が買ってきたティーカップはこちらです。

このオレンジのものです。

カップ&ソーサーとデザートプレートのセット。

 

4 for 3というのを見逃しませんでした。

 

3セットのお値段で4セット買えるということ。

 

日本に送ってくれますが、送料で

もう1セット買えるお値段でしたので

持ち帰りました。

まぁ、重かったです(笑)

 

アウトレットショップもありました。

ウエッジウッド以外のものも販売されています。

びっくりする程お安いお値段です。

重いのでアウトレットはやめました。

 

こんな素敵なフィギュアもありましたよ。

お庭にはティーカップやポットのオブジェがありました。

あっという間に時間がすぎ、

今回はウエッジウッドのみでロンドンに帰りました。

 

他にもスポード窯があるようです。

 

宿泊し、ゆっくり回られるのもよいかと思います。

 

ロンドンに比べて肌寒い気がしました。

 

行かれる際には、少し厚着をされたほうがよいかもしれません。